2025年6月、パナソニックの4K有機ELビエラシリーズから、上位モデルTV-55Z95Bが発売されました。
これにともない2024年モデルのTV-55Z95Aは型落ちとなりました。

性能の進化はもちろん、価格差や実際の使い勝手も踏まえて、どちらを選ぶべきかをわかりやすく比較していきます。
- TV-55Z95BはRGBタンデム(4層)パネルを搭載
- TV-55Z95Bの方が冷却性能が高く、消費電力も低い
- TV-55Z95Bは音響出力が高く、より臨場感のあるサウンド
- 価格差は約8万円
スペック上の違いだけでなく、実際の暮らしの中でどんなふうに活かされるのかも一緒に見ていきますね。
- 明るい部屋でも高画質を楽しみたい方
- 最新の省エネ技術や冷却性能を重視する方
- より迫力のある音響で映像を楽しみたい方
- コストを抑えて高画質なテレビを楽しみたい方
- 夜間や暗い部屋での視聴がメインの方
- 実績あるモデルで安心して選びたい方
それでは次に、それぞれの違いについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
▼2025年モデル「TV-55Z95B」

▼2024年モデル「TV-55Z95A」

TV-55Z95BとTV-55Z95Aの違いを徹底比較!
TV-55Z95BとTV-55Z95Aには下記の違いが見つかりました。
比較ポイント | TV-55Z95B | TV-55Z95A |
---|---|---|
パネル構造 | RGBタンデム(4層) | MLA搭載OLED(3層) |
冷却構造 | サーマルフロー | 従来型 |
音響出力 | 160W | 150W |
消費電力 | 414W | 479W |
重量 | 約24.0kg | 約25.5kg |
価格 | 376,200円 | 295,000円 |
それでは、それぞれ詳しく解説していきますね。
パネル構造の違い
機種 | パネル構造 |
---|---|
TV-55Z95B | プライマリーRGBタンデム(4層構造) |
TV-55Z95A | MLA搭載OLED(3層構造) |
Z95Bは、従来の3層にもう1層を加えた4層構造で、発光効率がさらにアップ。
明るい部屋でもしっかり映像が映えるので、昼間の視聴が多いご家庭に向いています。
Z95Aも高画質ではありますが、環境光が強い場面ではやや見え方に違いが出てきます。

冷却構造の違い
機種 | 冷却構造 |
---|---|
TV-55Z95B | サーマルフロー冷却機構 |
TV-55Z95A | 従来型冷却構造 |
Z95Bは空気の流れを工夫したサーマルフロー機構を新採用。
長時間の使用でも熱がこもりにくく、映像の発光効率を安定させます。
Z95Aの冷却も一定の性能ですが、長時間利用時の熱対策では新型に劣ります。
音響出力の違い
機種 | 音響出力 |
---|---|
TV-55Z95B | 160W |
TV-55Z95A | 150W |
Z95Bは音響出力が10W高く、低音の厚みやセリフの明瞭さが向上しています。
映画や音楽番組の臨場感を重視するなら、こちらがより満足感を得やすいでしょう。
Z95Aも十分な出力ですが、より迫力を求めるなら新型が有利です。

消費電力の違い
機種 | 消費電力 |
---|---|
TV-55Z95B | 414W(年間180kWh) |
TV-55Z95A | 479W(年間192kWh) |
Z95Bは新技術と冷却設計で消費電力を抑え、年間で約12kWhの節電が可能です。
月々の電気代も抑えられ、長く使うほどコストメリットを実感できるでしょう。
Z95Aも性能は高いですが、電気代を気にするなら新型が優れています。
重量の違い
機種 | 重量 |
---|---|
TV-55Z95B | 約24.0kg |
TV-55Z95A | 約25.5kg |
Z95Bは約1.5kg軽量化されており、設置や移動がしやすくなっています。
模様替えや引っ越しの際の負担が減るのは嬉しいポイントです。
Z95Aも重すぎるわけではありませんが、軽さを重視する方におすすめです。
価格の違い
機種 | 価格 |
---|---|
TV-55Z95B | 376,200円 |
TV-55Z95A | 295,000円 |
Z95Bは明るさや熱対策、省エネ性能がグッとアップしています。
例えば昼間の明るいリビングでも見やすく、長時間つけていても熱で画質が落ちにくいんです。
反対にZ95Aは夜や暗めの部屋での視聴が多い方におすすめで、コスパ良く楽しめますよ。
スペック比較表
項目 | TV-55Z95B | TV-55Z95A |
---|---|---|
有機ELパネル | プライマリーRGBタンデム(4層構造) | MLA搭載OLED(3層構造) |
冷却技術 | サーマルフロー冷却機構 | 従来型冷却構造 |
音響出力 | 160W | 150W |
消費電力 | 414W | 479W |
年間消費電力量 | 180kWh | 192kWh |
重量(スタンド含む) | 約24.0kg | 約25.5kg |
Fire TV搭載 | あり | あり |
HDMI端子数 | 4(eARC対応) | 4(eARC対応) |
USB端子数 | 3 | 3 |
チューナー数 | 地デジ3/BS3/CS3/BS4K・CS4K2 | 地デジ3/BS3/CS3/BS4K・CS4K2 |
ゲーミング機能 | 144Hz / VRR / ALLM対応 | 144Hz / VRR / ALLM対応 |
音響構成 | Technics監修 360°音響(ラインアレイ+イネーブルドスピーカー) | Technics監修 360°音響(ラインアレイ+イネーブルドスピーカー) |
映像エンジン | 新世代AI高画質エンジン | AI高画質エンジン |
対応音声 | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
スピーカー構成 | フロント+トップ+ウーハー | フロント+トップ+ウーハー |
通信機能 | Bluetooth / Wi-Fi対応 | Bluetooth / Wi-Fi対応 |
価格 | 376,200円 | 295,000円 |
スペックをざっと見ると、基本はほぼ同じなんですが、パネルや冷却、省エネで新型に差があります。
昼間のリビングや長時間の視聴なら新型の快適さが活きますし、夜メインなら旧型でも十分ですよ。

▼明るいリビングでも映像がしっかり映えるので、時間帯を気にせず楽しめますよ

▼型落ちでも上位モデルの機能がしっかりそろっていて安心です

TV-55Z95BとTV-55Z95Aの共通の機能や特徴
ここからは、どちらのモデルにも共通している便利な機能をご紹介します。
テレビも動画もリモコンひとつでラクラク操作
地上波もネット動画も見たいけど、リモコンをいくつも使うのはちょっと面倒ですよね。
どちらのモデルもFire TVを搭載しているから、NetflixやAmazon Prime、YouTubeなどをワンタッチで切り替え可能。シンプル操作でストレスなく楽しめるんです。
毎日のテレビ視聴がより快適になりますよ。
臨場感たっぷりの立体的なサウンド
映画やライブ映像を観るときは、音質にもこだわりたいものですよね。
どちらのモデルもTechnics監修の高音質スピーカーを搭載していて、上下左右から包まれるような音響を楽しめます。Dolby Atmos対応で、まるでその場にいるような臨場感なんですよ。
サウンドバーなしでも十分な音質で楽しめるのは魅力的ですね。

ゲームも滑らかで遅延が気にならない
ゲームをするとき、映像がカクついたり遅延すると楽しさ半減ですよね。
この2つのモデルは144Hzの高リフレッシュレート対応で、さらに可変リフレッシュレート(VRR)と自動低遅延モード(ALLM)も搭載しています。次世代ゲーム機でのプレイがスムーズで快適になるんです。
映像の美しさとゲームの快適さを両立できるのは嬉しいところですね。

複数機器の接続も録画もお任せ
レコーダーにゲーム機、サウンドシステムなど、たくさん機器をつなぎたい方は接続端子が足りないと困りますよね。
HDMIが4系統、USBが3系統も搭載されているので、いろんな機器を一度に接続可能。さらにUSBハードディスクをつなげば、4K放送の録画もできます。
録画中に別の番組も楽しめるから、使い勝手がぐっと広がりますよ。
どんな映像でもキレイに自動調整
地上波の画質や昔の映画、画質が悪いとちょっと気になりますよね。
この2モデルはAI高画質エンジンが映像を自動で分析し、常に最適な画質へアップスケーリングしてくれます。シーンごとに明るさや色合いを自動調整するので、いつでも美しい映像が楽しめます。
設定をいちいち変える必要がないのは、とても便利な機能ですね。
TV-55Z95Aの口コミや評判
- 音声が突然無音になる不具合があり、何度修理しても改善されなかった
- 起動が遅くて、音声が合成音っぽい。コントラストのバランスもいまいち
一部で起動速度や音声に不満の声もありますが、これらは個体差があるようです。
使用頻度がそれほど高くない方や、じっくり設定調整を楽しめる方には、大きな問題にならないでしょう。
気になる点は購入直後に設定を確認することで、不安も減りそうですね。

- 映像がとても美しくてネット動画も鮮明に楽しめる
- 音が上下左右に広がって臨場感が抜群
- Fire TVの操作が簡単で、地上波との切替えもスムーズ
- 初期設定で明るさの調整など細かな対応も可能
- デザインも質感も良くてリビングでの存在感に満足
TV-55Z95Aは美しい映像や立体的な音響が人気で、ネット動画やテレビを頻繁に見るご家庭にぴったりですね。
操作性の良さや設定の柔軟性も好評で、こだわりのある方にもおすすめできます。リビングで家族と楽しむ時間が増えそうなテレビですね。
TV-55Z95BとTV-55Z95A、どっちがおすすめ?
どちらにも魅力があるからこそ、「自分にはどちらが合うのかな?」と迷う方も多いですよね。
ここでは、それぞれの特長や向いている使い方を整理してみました。
TV-55Z95Bがおすすめな人
- 明るい部屋でも鮮やかな映像を楽しみたい方
- 最新の技術や冷却構造、省エネ性能を重視する方
- 音響の迫力やセリフの聞き取りやすさを求める方
Z95Bは新開発の有機ELパネルを採用し、明るさや色の再現性がさらに進化しています。
明るいリビングや昼間の視聴でも、くっきりとした映像を楽しみたい方にはぴったりです。
また、放熱効率の高い新構造により、静音性や省エネ性能も向上しているのが特徴です。
音響もアップグレードされており、より臨場感あるサウンドで映画や音楽を堪能できますよ。

▼発熱が少ない設計で、長時間の視聴でも快適に過ごせますよ

TV-55Z95Aがおすすめな人
- 十分な高画質と音響性能を備えたモデルをお得に購入したい方
- 実績のある製品を安心して使いたい方
- 約8万円の価格差を他の家電やアクセサリに回したい方
Z95Aは型落ちとはいえ、有機ELの高画質や立体的な音響など、上位機種ならではの完成度があります。
とくに映画やゲームがメインの方なら、スペック差を気にせず楽しめる仕上がりです。
発売から時間が経っている分、レビュー情報も豊富で安心して選びやすいですね。
なにより価格差を考えると、そのぶん他の家電やサウンドバーにまわせるのも魅力です。

▼浮いた予算をサウンドバーやレコーダーにまわすのもアリですね!

よくある質問 Q&A
Q TV-55Z95BとZ95Aでは画質に違いはありますか?
A Z95Bは新しい4層構造パネルにより、明るさや色の再現性が向上しています。Z95Aも十分高画質ですが、明るい部屋での視聴にはZ95Bがおすすめです。
Q Fire TVの使い勝手は同じですか?
A はい、どちらのモデルもFire TVを搭載しており、操作性やアプリの使い勝手は同じです。
Q ゲーム用途にはどちらが向いていますか?
A どちらも最新のゲーム機に対応しており、ゲーム性能に大きな違いはありません。ご予算や他の用途で選ぶとよいでしょう。
Q Z95Aの起動は遅いですか?対策はありますか?
A 一部で起動に時間がかかることがありますが、省電力設定を見直すことで改善できる場合があります。
Q Z95BとZ95Aのサイズやデザインに違いはありますか?
A 画面サイズや外観はほぼ同じですが、Z95Bは背面設計が少し異なり、軽量化されています。
まとめ|TV-55Z95BとTV-55Z95Aの違いを徹底比較!
ここまでTV-55Z95BとTV-55Z95Aの違いを詳しく見てきましたが、それぞれに異なる魅力がありましたね。
では、どんな違いがあったのか改めて整理してみましょう。
- Z95BはRGBタンデムパネルによって明るい部屋でも映像が鮮やかに見える
- 冷却構造の進化でZ95Bは長時間視聴でも画質が安定しやすい
- Z95Bの音響はより迫力があり、セリフもクリアに聞き取りやすい
- Z95Bは消費電力が抑えられ、電気代を少しずつ節約できる
- 重量が軽いZ95Bは設置や移動の負担が減って扱いやすい
- Z95Aは価格が約8万円安く、予算を抑えたい方に適している
明るい時間帯のリビングでよくテレビを観る方や、最新の音響・冷却・省エネ性能を求める方にはZ95Bが向いています。
一方で、夜間の視聴がメインでコスパを重視したい方には、十分な性能を備えたZ95Aがぴったりですね。
高画質・高音質はもちろん、使いやすさや安心感まで備えたパナソニックのテレビなら、暮らしの真ん中に心地よいひとときを届けてくれそうですね。
▼2025年モデル「TV-55Z95B」

▼2024年モデル「TV-55Z95A」