2021年に、TOTOの温水洗浄便座「TCF8CM67」と「TCF8CM57」が発売されました。
型番がよく似ているので、違いがわかりにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも同じシリーズですが、使い勝手や省エネ性能などにいくつか違いがあります。
それぞれの特徴を知ることで、自分に合った選び方がしやすくなりますよ。
- TCF8CM67はノズルきれいを搭載し、見えない部分まで自動で清潔に保てる
- TCF8CM67はダブル保温便座で、冬の冷え込みにもやさしく対応できる
- TCF8CM67の方が年間消費電力が少なく、長く使うほど節約効果が高まる
- TCF8CM57の方が価格が約1万円ほど手頃で、導入しやすい
それぞれがおすすめなのは、こんな方です。
- 衛生機能を重視したい方
- 冬場も快適な暖かさがほしい方
- 長く使うからこそ省エネ性を重視したい方
- 価格をできるだけ抑えたい方
- 必要最低限の機能で十分な方
- ノズル除菌機能がなくても気にならない方
それでは、2つのモデルの違いを詳しく見ていきましょう。
▼ノズルが自動で除菌されるから、掃除の手間がひとつ減りますよ

▼「除菌機能まではいらない」方なら、1万円安く買えちゃいます

TCF8CM67とTCF8CM57の違いを徹底比較!
TCF8CM67とTCF8CM57には下記の違いが見つかりました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ノズルきれいの違い
モデル | ノズルきれい機能 |
---|---|
TCF8CM67 | あり |
TCF8CM57 | なし |

TCF8CM67には、使うたびにノズルを自動で除菌してくれる「ノズルきれい」機能が搭載されています。
除菌をこまめに意識しなくても、いつでも清潔な状態が保てるのが大きなメリットです。
ノズルの手入れが省けるだけでなく、見えない汚れへの不安も減らせるので、誰が使っても気持ちよく使えますね。

ダブル保温便座の違い
モデル | ダブル保温便座 |
---|---|
TCF8CM67 | あり |
TCF8CM57 | なし |

TCF8CM67は、便座の上下両面を保温できる「ダブル保温便座」を採用しています。
フタの裏側までしっかり保温されることで、便座の熱が逃げにくくなり、暖かさが長続きするのが特長です。
寒い季節や早朝・深夜のトイレでも、座った瞬間にひんやりせず、ストレスが減りますよ。
暖房効率が上がるぶん、節電にもつながるのがうれしいですね。

年間消費電力の違い
モデル | 年間消費電力量 |
---|---|
TCF8CM67 | 90kWh |
TCF8CM57 | 112kWh |

電気の消費量では、TCF8CM67の方が年間22kWhほど少なく、省エネ性能が高めです。
この差を電気代に換算すると、1年でおよそ682円の節約になります(1kWh=31円として試算)。
5年使えば約3,400円、10年なら6,800円の差になるので、じわじわと効いてきそうですね。
日々の快適さをキープしながら、少しでも光熱費をおさえたい方にはうれしいポイントです。

価格の違い
モデル | 価格(税込) |
---|---|
TCF8CM67 | 56,480円 |
TCF8CM57 | 46,800円 |
TCF8CM57は、TCF8CM67よりも約9,600円ほど価格が安く、コストを抑えたい方にとってはうれしい選択肢です。
一方のTCF8CM67には、「ノズルきれい」やダブル保温便座、省エネ性能など、日々の快適さや安心感につながる機能が追加されています。
価格差=機能差といえるので、どこを重視するかで選び方が変わってきそうですね。
ちなみに、年間の電気代差はおよそ682円なので、5年使えば約3,400円の節約になり、トータルでは価格差がやや縮まる可能性もありますよ。
※1kWh=31円として計算(112kWh→90kWhで年間22kWhの差)

スペック比較表
項目 | TCF8CM67 | TCF8CM57 |
---|---|---|
ノズルきれい | あり | なし |
便座の保温方式 | ダブル保温 | シングル保温 |
消費電力(年間) | 90kWh | 112kWh |
プレミスト機能 | あり | あり |
オートパワー脱臭 | あり | あり |
リモコンタイプ | 壁リモコン | 壁リモコン |
発売日 | 2021年 | 2021年 |
参考価格 | 56,480円 | 46,800円 |
TCF8CM67は、省エネ性や清潔機能が充実しているぶん、やや高価格な仕様となっています。
一方、TCF8CM57は基本機能をしっかり押さえつつ、価格を抑えたい方に向いています。
日々の快適さやお手入れの手間まで含めて選びたい方は、TCF8CM67が安心かもしれませんね。

▼数年後の電気代まで考えるなら、今の1万円差は回収できますよ

▼プレミストや脱臭もあるから、使い心地は十分

TCF8CM67とTCF8CM57の共通の機能や特徴
ここからは、どちらのモデルにも共通している便利な機能をご紹介します。『どちらを選んでも安心』と思えるポイントばかりですよ。
便器の汚れを防ぐプレミスト機能

トイレ使用前に自動で水を吹きかけてくれるプレミスト機能は、どちらのモデルにも搭載されています。
あらかじめ水の膜を作ることで、汚れが付きにくくなり、掃除の手間をぐっと減らせます。
「こまめに掃除できない日も、ちょっと安心」という声が多いのも納得ですね。

ニオイ対策にうれしいオートパワー脱臭

使用後に自動で脱臭を強化する「オートパワー脱臭」も両モデルに搭載されています。
家族の後でもニオイが気になりにくく、来客時にも安心感がありますね。
トイレの快適さはニオイ対策から、という方にもぴったりの機能です。

シンプルで使いやすい壁リモコン

操作はどちらも壁リモコンタイプなので、見やすく押しやすいのがうれしいポイント。
特に高齢の方や小さなお子さんにも、わかりやすい設計になっています。
座ったまま操作できるのはもちろん、壁に固定できるので見た目もスッキリしますよ。

TCF8CM67の口コミや評判
- 座面がやや小さく感じる
- 価格が高めに設定されている
座面のサイズについては、従来モデルと比べて違和感を覚えるという声も見られました。
ただし、使用に支障があるほどではなく、使っていくうちに慣れるという感想もありましたよ。
価格に関しては、省エネや衛生機能が充実しているぶん、多少高めの設定となっています。

- ノズルきれい機能で家族みんなが安心して使える
- 省エネ性能が高く、電気代が抑えられる
- 説明書通りに進めれば、自分でも取り付けできる
全体的に「清潔さ」と「省エネ性能」に満足している声が多く見られました。
とくに、ノズルきれい機能に対しては「家族で使うから安心」という実感が寄せられています。
また、取り付けが簡単だったという声もあり、初めての交換でも安心感がありますね。

TCF8CM57の口コミや評判
- 温水が出るまでにやや時間がかかる
- 座面が少し小さいと感じることがある
瞬間式のためか、お湯が出るまでに少しタイムラグがあるという声がありました。
ただし、数秒程度の違いであり、使っているうちに気にならなくなるという意見もあります。
座面のサイズについても慣れの問題が大きく、大半の方は快適に使用できているようでした。

- 価格が手ごろでコスパがいい
- プレミストで便器が汚れにくくなった
- DIYでも簡単に取り付けできた
TCF8CM57は、機能がしっかりしているのに価格が抑えられている点が好評でした。
とくに「最低限の機能で十分」「掃除がラクになった」といった声が目立ちましたよ。
また、取り付けのしやすさも高評価で、初めての交換でも不安なく進められた方が多いようです。

TCF8CM67とTCF8CM57 どっちがおすすめ?
「機能が違うのはわかったけど、自分にはどっちが合うの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
ここでは、重視したいポイントや暮らし方に合わせて、選ぶ基準をわかりやすく整理しました。
条件別にチェックして、あなたにぴったりのモデルを選んでみてくださいね。
TCF8CM67がおすすめな人
- 除菌や清潔機能を重視したい方
- 冬場のトイレ時間を快適にしたい方
- 長期的な電気代も気になる方
- 日々の使いやすさに妥協したくない方
ノズル除菌やダブル保温便座など、TCF8CM67は「毎日安心して気持ちよく使えること」にこだわったモデルです。
寒い朝や夜でも座った瞬間にヒヤッとしにくく、トイレの時間がちょっとやさしく感じられますよ。
年間消費電力も少なめなので、長く使うほどコスパの良さも実感しやすいはずです。
「せっかく買うなら、機能も快適さもきちんと揃っていてほしい」という方にぴったりです。

▼清潔さに妥協したくないなら、この機能は譲れません

TCF8CM57がおすすめな人
- 価格をできるだけ抑えたい方
- 基本機能があれば十分という方
- ノズル除菌や便座の保温強化が不要な方
- コスパのいいモデルを探している方
TCF8CM57は、必要な機能をきちんと押さえたうえで、価格を抑えたバランスの良いモデルです。
プレミストや脱臭など、普段使いで嬉しい機能もきちんと搭載されていますよ。
とくに「ノズル除菌までは求めていない」「保温は最低限でOK」と考える方にとっては、ちょうどよく感じられる選択肢です。
初めて温水洗浄便座を導入したい方にも、取り入れやすい1台といえます。

▼シンプル機能でこの価格。お試し感覚でも後悔なし

よくある質問(Q&A)
Q どちらのモデルも自分で取り付けできますか?
A はい、どちらも説明書に沿って作業すれば、DIYでも取り付け可能です。工具(モンキーレンチ・ドライバーなど)をご用意いただければ、ご家庭でも十分対応できます。
Q 省エネ性能がいいのはどちらですか?
A TCF8CM67の方が年間消費電力量が少なく、省エネ性は高いです。毎日使うものなので、長い目で見ると電気代の節約にもつながります。
Q どちらも瞬間式ですか?お湯はすぐ出ますか?
A はい、どちらも瞬間式です。ただしTCF8CM57は温水が出るまでに少し時間がかかると感じる方もいるようです。使い慣れれば気にならない程度の差です。
まとめ|TCF8CM67とTCF8CM57の違いを徹底比較!
TOTOの温水洗浄便座、TCF8CM67とTCF8CM57を比較してきました。
機能や快適さ、省エネ性など、暮らしの中で実感しやすい違いがいくつか見つかりましたね。
- TCF8CM67はノズルきれいを搭載し、見えない部分まで自動で清潔に保てる
- TCF8CM67はダブル保温便座で、冬の冷え込みにもやさしく対応できる
- TCF8CM67の方が年間消費電力が少なく、長く使うほど節約効果が高まる
- TCF8CM57の方が価格が約1万円ほど手頃で、導入しやすい
衛生機能や電気代の節約までしっかり考えたい方には、TCF8CM67がより満足度の高い選択になりそうです。
一方で、「ノズル除菌や便座の保温はこだわらない」という方には、TCF8CM57の手ごろさが魅力ですね。
少しの安心や快適さまで求めたい方にはTCF8CM67、コストを抑えて導入したい方にはTCF8CM57がぴったりですよ。
寒い朝でも、ひやっとせずに使えるトイレがあると、1日の始まりが少しだけ心地よくなるかもしれません。
▼除菌も節電も自動でおまかせ。お手入れのストレスから解放されますよ

▼必要な快適機能だけを厳選。初めての導入にもぴったりです