イワタニのカセットコンロ「風まる3」と「タフまる」、どちらも人気のモデルですが、それぞれに向いている使い方があります。
用途によって選び方が変わるからこそ、違いをしっかり把握しておきたいですね。

火力や燃焼時間、耐荷重の差など、実際に使うシーンを思い浮かべながら比べると、どちらが合っているか見えてきますよ。
まずは主な違いをざっくりチェックしておきましょう。
- タフまるは多孔式バーナーを搭載
- タフまるの方が風に強く、耐荷重が高い
- タフまるは燃焼時間が長くて安心感がある
- 風まる3の方が価格が安い
ここからは、それぞれに合った使い方やおすすめのポイントを見ていきましょう。
- 風のある屋外でも安定して使いたい方
- 重い鍋やダッチオーブンを使いたい方
- 燃焼時間を重視したい方
- 家庭内でコンパクトに使いたい方
- 火力の強さを重視したい方
- 価格を抑えて備えたい方
それでは次に、それぞれの違いをもっと詳しく見ていきましょう。
▼火力しっかり、でも軽くて収納ラク。備蓄棚に入れやすいですよ

▼無骨なギア感×高スペック。アウトドア好きに刺さる「タフまる」

風まる3とタフまるの違いを徹底比較!
風まる3とタフまるには下記の違いが見つかりました。
比較ポイント | 風まる3 | タフまる |
---|---|---|
発熱量 | 3,000kcal/h | 2,800kcal/h |
燃焼時間 | 約66分 | 約75分 |
バーナー構造 | 通常バーナー | 多孔式バーナー |
耐荷重 | 10kg | 20kg |
カラー | サンドベージュ | ブラック・オリーブ |
価格 | 5,448円 | 6,782円 |
発熱量の違い
モデル | 最大発熱量 |
---|---|
風まる3 | 3,000kcal/h |
タフまる | 2,800kcal/h |
風まる3は最大火力が3,000kcal/hと高めの設計です。
短時間で一気に加熱したいときに活躍してくれます。
湯沸かしや炒め物など、強火力が求められる場面では頼りになりますね。
一方のタフまるは2,800kcal/hとやや控えめな火力ですが、そのぶん燃費に優れています。

燃焼時間の違い
モデル | 燃焼時間(目安) |
---|---|
風まる3 | 約66分 |
タフまる | 約75分 |
タフまるは燃焼時間が約75分と、風まる3よりも長く設計されています。
これは火力をやや抑えることで、ガス1本あたりの持ちを良くしているためです。
キャンプや災害時など、ガスの節約が重要なシーンではこの差が安心につながります。
じっくり煮込むような調理が多いなら、タフまるの方が頼れるかもしれませんね。

バーナー構造の違い
モデル | バーナー構造 |
---|---|
風まる3 | 通常バーナー |
タフまる | 多孔式バーナー |
タフまるには多孔式バーナーが採用されています。
炎口が細かく分かれていて、風に強く、炎が安定しやすいのが特長です。
風防リング付きの風まる3も屋外で使えますが、より風が強い環境にはタフまるが安心ですね。
特にキャンプや屋外調理が多い方にとっては、火の安定感が頼れるポイントになりそうです。

耐荷重の違い
モデル | 耐荷重 |
---|---|
風まる3 | 10kg |
タフまる | 20kg |
タフまるは耐荷重20kgと、非常に頑丈なつくりになっています。
ダッチオーブンや大鍋など、重い調理器具にも安心して使える設計です。
風まる3は10kgまで対応しているので、家庭用の鍋などでは十分ですが、大きめの鍋を使うときは注意が必要です。
アウトドアや大人数の調理を想定するなら、タフまるのほうが安心して使えそうですね。

カラー展開の違い
モデル | カラー展開 |
---|---|
風まる3 | サンドベージュ |
タフまる | ブラック・オリーブ |
タフまるはブラックとオリーブの2色展開で、アウトドアの雰囲気にぴったりな無骨な印象があります。
キャンプ道具との相性もよく、統一感を持たせたい方に向いていますね。
一方の風まる3はサンドベージュ1色ですが、やさしいカラーで室内でも浮かず、家庭用として使いやすい印象です。

価格の違い
モデル | 価格(税込) |
---|---|
風まる3 | 5,448円 |
タフまる | 6,782円 |
タフまるは約6,782円と、風まる3よりも1,300円ほど高めの価格設定です。
多孔式バーナーや20kgの耐荷重といったスペックを考えると、価格に見合った安心感がありますね。
屋外使用や災害時への備えとして重視する方には、納得できる選択になりそうです。
一方で風まる3は価格を抑えつつ、家庭用としては十分な性能を持っているので、コスパ重視ならこちらも魅力的ですよ。

スペック比較表
スペック項目 | 風まる3 | タフまる |
---|---|---|
最大発熱量 | 3,000 kcal/h | 2,800 kcal/h |
連続燃焼時間 | 約66分 | 約75分 |
バーナー形式 | 通常 | 多孔式 |
耐荷重 | 10kg | 20kg |
本体サイズ | 約357×278×115mm | 約341×283×129mm |
重量 | 約1.9kg | 約2.4kg |
使用ガス | イワタニカセットガス | 同左 |
圧力感知安全装置 | 搭載 | 搭載 |
対応プレート | 対応 | 対応 |
カラー展開 | 1色(ベージュ) | 2色(ブラック・オリーブ) |
価格 | 5,448円 | 6,782円 |
火力を優先するなら風まる3。
燃費や風への強さ、重鍋への対応などを重視するならタフまる。
用途や使う場所に合わせて、自分に合った1台を選んでくださいね。

▼高さ低めで安定感あり。折りたたみテーブルでも安心ですよ

▼ダッチオーブンも直載せOK。キャンプの本気調理に対応しています

風まる3とタフまるの共通の機能や特徴
ここからは、どちらのモデルにも共通している便利な機能をご紹介します。『どちらを選んでも安心』と思えるポイントばかりですよ。
屋外でも炎が安定する風防構造
キャンプや庭での調理中、風で火が揺れてしまうと不安になりますよね。
この2機種には、風を遮る二重構造の「ダブル風防ユニット」が搭載されていて、多少の風でも炎が消えにくい設計なんです。
風が強めの日でも火力が安定しやすく、アウトドアや防災用としても頼もしい存在になってくれます。

万が一の圧力上昇を防ぐ安全設計
火を使うものだからこそ、安全性も気になるところです。
風まる3とタフまるには「圧力感知安全装置」がついていて、ガス缶の圧力が高くなりすぎると、自動でガスの供給を止めてくれる仕組みです。
気温の変化がある屋外や、万が一の時でも安全を守ってくれる機能があると、家族で使うときも落ち着いていられますね。

すっきり片づけやすい専用ケース付き
使わないときにすぐしまえて、出かけるときもパッと持ち出せると助かりますよね。
この2機種には、それぞれのサイズに合わせた専用キャリングケースがついているので、収納も持ち運びもスムーズなんです。
非常時の備蓄として保管する際も、箱ごとしまっておけるのは便利ですし、傷つきにくいのも嬉しいところです。

料理の幅が広がるオプション対応
家族で囲む食卓やアウトドアでの調理、もっと楽しみたいですよね。
風まる3もタフまるも、イワタニの焼肉プレートやたこ焼きプレートなど、各種オプションプレートに対応しています。
1台でいろいろな料理ができると、わざわざ別の機器を用意しなくて済むので、収納もスッキリしますよ。

災害時も役立つ電源不要タイプ
電気が止まってしまったとき、すぐに使える調理器具があると安心です。
どちらのモデルもカセットガス式なので、電源なしで着火ボタンを押すだけで使えるんです。
日常使いはもちろん、非常用としても準備しておけるのは、家庭の安心につながりますね。

タフまるの口コミや評判
- 高さがあるので、家庭のテーブルでは使いづらく感じることがあった
- 小型の鍋やケトルだと、五徳の間にハマらず安定しにくい場面があった
タフまるはアウトドア仕様の設計なので、高さや五徳のサイズ感に関しては家庭用の感覚とは少し異なるかもしれません。
ただ、キャンプや屋外での使用がメインであれば、特に大きな支障は感じにくいはず。
重い鍋でも安定して使えるので、本格的な野外調理を楽しみたい方にはぴったりです。

- 強風でも炎が消えず、屋外でも安定して使えるのがありがたい
- ダッチオーブンも載せられる耐荷重で、重い鍋も安心して使える
- 長時間燃焼できて、煮込み料理にも向いているのが便利
- 専用ケース付きで、収納や持ち運びがとてもスムーズ
- 無骨なデザインとカラーバリエーションにアウトドア感があって気に入っている
タフまるは、アウトドア向けに設計された頑丈さと風への強さが高く評価されています。
重い鍋にもしっかり対応できる安定感や、長時間燃焼できる点が、キャンプや野外調理にぴったりです。
デザイン面でも所有欲を満たすポイントがあり、「見た目も使い勝手も妥協したくない」という方に支持されています。

風まる3とタフまる どっちがおすすめ?
どちらにも魅力があるからこそ、「自分にはどっちが合うかな?」と迷う方も多いかもしれませんね。
ここでは、使い方や重視ポイントに合わせて選びやすいように、それぞれの特徴を整理しました。
風まる3がおすすめな人
- 家庭での調理や防災備えを重視する方
- 火力の強さで手早く調理を済ませたい方
- 収納しやすい軽量コンロを探している方
風まる3は、家庭内での使いやすさを重視したモデルです。
コンパクトで軽く、取り回しやすいため、収納スペースが限られているご家庭にもぴったり。
さらに高火力タイプなので、煮込みや炒めものも時短で仕上がります。
非常時の備えとしても、準備しておくと安心できる1台ですよ。

▼火力しっかり、でも軽くて収納ラク。備蓄棚に入れやすいですね

タフまるがおすすめな人
- キャンプやベランダ調理など屋外利用が多い方
- 風が強くても安定した火力をキープしたい方
- 重い鍋やダッチオーブンを使って調理したい方
タフまるは、風に負けない安定感と頑丈なつくりが魅力です。
風防の工夫により、強風時でも炎が消えにくく、屋外調理のストレスを大幅に軽減。
耐荷重が高いので、重めの調理器具も安心して使えます。
アウトドアが多いご家庭には、信頼できる相棒になってくれますよ。

▼強風下でも火が安定。焚き火いらずで即調理可能です

よくある質問 Q&A
Q 風まる3とタフまる、災害用にはどちらが向いていますか?
A どちらも適していますが、軽くて収納しやすく価格も手頃な風まる3が備蓄用にはおすすめです。
Q タフまるは家庭でも使えますか?
A 問題なく使えますが、高さや重さがあるため、日常使いには風まる3の方が扱いやすいです。
Q イワタニ製の他のプレートも使えますか?
A はい、どちらのモデルでもイワタニ純正の焼肉プレートやたこ焼きプレートなどが使えます。
Q 火力が高いと燃費が悪くなりますか?
A 強火にするとガスの消費が多くなる傾向がありますが、使用状況にもよります。
Q 屋外でも安全に使えますか?
A はい、どちらも風防付きで屋外使用に対応していますが、テント内などでは使わないでください。
Q お手入れのしやすさに違いはありますか?
A どちらも拭き取りが基本ですが、風まる3の方が軽くて凹凸が少なくお手入れしやすいです。
Q カセットガスは他社製も使えますか?
A 同じ規格(JIA認証)のものであれば使えますが、安全面からは純正品の使用がおすすめです。
まとめ|風まる3とタフまるの違いを徹底比較!
風まる3とタフまるは、どちらも屋外や防災に頼れるカセットコンロです。
それぞれの特長を比べてみると、使い方に合わせて選びやすい違いがありましたね。
- 風まる3は短時間で加熱でき手早く調理可能
- 風まる3は軽量コンパクトで持ち運びや収納がしやすい
- タフまるは1本のガスで燃焼時間が約75分と長い
- タフまるは多孔式バーナーで風に強く屋外が得意
- タフまるは耐荷重が20kgあり、重たい鍋も置ける
- タフまるはアウトドアに馴染む2色展開
重たい鍋を使ったアウトドア調理や長時間の加熱を重視するなら、タフまるの安心感が活きてきます。
一方で、家庭内や防災用として手軽に備えておきたいなら、風まる3の軽さとコスパの良さが魅力ですね。
非常時にも、キャンプでも。頼れる調理器具があると、心に少し余裕が持てそうですね。
▼軽くてすぐ使えるから、停電時の温かいごはんづくりにも

▼持ち運びに強い専用ケース付き。車載→即キャンプOK